歌舞伎ルネサンスVol.6 応挙の幽霊 |
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美人幽霊に一杯すすめたら、さあ大変!酒豪の上に酒癖が悪く・・・ おかしな三人が織り成すドタバタで滑稽な一夜の出来事。 【出演】 朝丘雪路、萩原流行、西川扇与一 【第一部】ワークショップ「三番叟ができるまで」 【第二部】歌舞伎舞踊「操り三番叟」 【第三部】歌舞伎「応挙の幽霊」 【主催】NPO日本伝統芸能振興会関西支部・(公財)河内長野市文化振興財団 【後援】大阪府、大阪府教育委員会、大阪商工会議所、(財)大阪観光コンベンション協会、河内長野市、河内長野市教育委員会 |
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~歌舞伎ルネサンスについて~ 歌舞伎は能楽、人形浄瑠璃文楽とともにユネスコの世界遺産に登録されています。 特に、歌舞伎は400年の歴史の中に、阿国歌舞伎から始まり幾多の変遷を経て今日に至っています。為政者からの庇護のもとに発展した能楽と違って、歌舞伎は常に大衆とともに歩んだ芸能でもありました。 当初、阿国歌舞伎から始まり、遊女歌舞伎、若衆歌舞伎、そして野郎歌舞伎として今日の完成された芸能となったのです。これは幕府の介入により、官の許可制の変遷の歴史でもありました。この間、出演者は女性や少年に限定されていたものが、後に野郎歌舞伎では男性に限ることとなりました。そのため女の役を男性が勤めることが必要となり、それぞれの研究、工夫がなされました。そのことがより高度の芸を生むことになったのです。この野郎歌舞伎が現在の歌舞伎の原型でもあります。 観客に対して良い芸を提供するには、弛まぬ努力と修練が必要でした。こうした芸は家の芸として確立されました。同時に名跡も大事にするようになりました。そして歌舞伎を未来に永続して確立するには、その芸は後継者に確実に継承して行こと、この事が芸を守る上で必要となってきました。着実に芸を継承するには、継承者は子孫に限らず弟子にも求めました。即ち芸を継承できる人、つまり芸を継承するに相応しい優秀な人材に継承し更に良い芸を確立して行く必要がありました。したがって。実力さえあれば主役になる事ができたのです。このことは二次大戦までは実行されていました。 戦後、壊滅的混乱の中に、歌舞伎も例外ではなく、多方面の支援のもとにやっと復興し今日の繁栄を見ています。ところが反面、戦前は比較的自由であった芸の継承者や名跡をその家の子孫に求めるようになりました。一般的に言う歌舞伎の家柄です。現在、歌舞伎の家柄の血筋のあるものは主な役柄を与えられますが、そうでないものは一生脇役に終ります。この事は戦後65年続いています。あたかも戦前から続いているかの様な印象を与えています。 歌舞伎ルネサンスは誰でも参加できる演劇としての歌舞伎を目指しています。 出演者の性別、身分は問いません。従来の家柄に捉われないこと、また演技者として優秀な人材はその適役が与えられます。この試みは3年間の公演で証明することができました。本来の歌舞伎役者でない人の歌舞伎は熱演で好評です。 観客として誰でも参加するには低料金の設定が必要です。歌舞伎ルネサンス公演は低料金の設定を行っています。本来歌舞伎は大衆のものです。格好つけて鑑賞する必要はありません。歌舞伎は誰でも参加できることが証明されています。 |
●ラブリーホール・サービスカウンター (チケット予約専用テレフォン) |
0721-56-6100 0721-56-9633 【10:00〜21:00】 ※一般発売初日は14:00〜受付開始 |
●NPO日本伝統芸能振興会関西支部 | 06-6574-6911 |
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