「マイタウンオペラ」は、平成23年までに13回24公演、また、平成24年からは、マイタウンオペラ・コンチェルタンテと新しいオペラの上演方式を実現しています。
オペラは、歌唱・オーケストラ・舞台芸術・衣裳・照明・音響のすべてが求められる総合芸術です。また、市民参加型事業(アマチュア合唱団の参加)・文化普及型事業(新しいお客様の創造)・芸術家育成事業(地域の若手ソリストの起用)これら全ての要素を兼ね備えています。
これまでに13回の開催を数える「マイタウンオペラ」。毎回1,800人前後の来場者が有り、それぞれのお客様から高い評価を得ています(公演時配布のアンケート結果より)。
また、オーディションから稽古、本番に至るまで、オペラ制作の全てをラブリーホール主導で行っています。特に、全ての練習過程をラブリーホールで行なうことにより、財団とプロと市民の三者の間に密度の濃いコミュニケーションが生まれます。
このような過程を繰り返し行なうことでラブリーホールを中心としたコミュニティが形成されていきます。勿論、中心となるソリストにはプロフェッショナルな声楽家を起用していますが、合唱団には地域のアマチュアを起用し、お互いに刺激を受けながら河内長野ならではのオペラ制作を行っています。
さらに、大ホールでマイタウンオペラ・コンチェルタンテ事業を推進すると同時に、小ホールでの臨場感が人気のマイタウンオペラ・小ホールシリーズ、次代を担う芸術家の育成を目的に、若い声楽家に演奏の機会を提供する「ロビーコンサート」を実施するなど、地域の文化価値の向上と裾野を拡げるために、マイタウンオペラを最大限活用しています。オペラを通じての地域文化の活性化は、非常に高度な舞台制作能力が求められます。現に、オペラを一から制作しているホールは全国的にも珍しく、大阪府ではラブリーホールが唯一です。このことは、河内長野市の文化水準の高さを証明すると共に“都市格”を押し上げることにつながると確信します。
この様に、オペラ制作において、長年のノウハウを蓄積している河内長野市文化振興財団は、他市にはない特徴ある文化振興の形を具体化する力を有していると言えます。
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