ウィンナ・オペレッタの最高峰とされ、「オペレッタの王様」と称されるヨハン・シュトラウスIIのオペレッタ「こうもり」リバイバル(全3幕・日本語上演)が、ラブリーホール・小ホールにて4月23日(土)に上演されます(15時開演)。ラブリーホールスタッフの私にとっても、心待ちの公演です。
「こうもり」はその音楽性、芸術性ともに高く評価された喜歌劇です。出演者の歌唱力と、演技力、そして随所に散りばめられたユーモアの数々・・・。昨年の公演終了時には、お客様より「日本語上演の親しみやすさ、大阪ならではの”笑い”が、とても素敵で感動」「ネタが満載で、こんなに楽しいオペラは初めて」など、感動のお声をいただきました。リピーターの方々にもさらにご満足いただけますよう、パワーアップしたという噂の「こうもりリバイバル」。また、ラブリーホール小ホールでのオペラ公演は、その臨場感に圧倒されます。オペラファンの方々にはこれまでの公演でお楽しみいただいており、そうでない方も一度ご鑑賞されれば、たちまちオペラの虜に・・・。
出演は関西出身もしくは在住の若さ溢れるソリストたち。今年2月の練習開始より演奏はもちろんのこと、演出のディテールにいたるまで皆で考えておられる、とのこと。昨年に引き続き今年も主役アイゼンシュタイン役を務める竹内直紀さんに、今年の「こうもり」について伺ってみます。
竹内さん・・・ 竹内さん?こうもりの格好ですか?
竹内氏「これは、こうもりじゃなくて、チョウチョです」
チョウチョ?ガ にも見えますが・・・。
頭のカチューシャの先には、確かにチョウチョが2匹・・・。
竹内さん、すいませんでした。練習の真っ最中に話しかけてしまいました。
竹内さんはふっっっ と飛んでいって、ファルケ役の松澤政也さんとのカラミの練習に。
すごい、これ、本当にオペラの練習なんでしょうか?
って思うくらい、面白いことがいっぱい潜んでいそうです。
(「その2」へつづく)