すでにご案内しております『かわちながの世界民族音楽祭』のメイン・アーティストについて、改めてご紹介いたしましょう。フランスより来日するミュゼット・グループ『ル・バルーシュ』です。
ミュゼットという音楽ジャンルは日本ではあまり馴染みがありませんが、実は艶やかな夜のパリそのものの情緒を持った音楽です。聴いてみると思わず踊りたくなってしまうような、スウィング感があります…それもそのはず、実は元々1900-1950年代まで主にカフェやバーで演奏されていた純粋なダンス・ミュージックだったから…踊る人の、踊る人による、踊らされるための音楽といったところでしょうか。
元々は、フランスのオーヴェルニュ地方の出稼ぎ労働者が、地元の楽器であるバグパイプ「ミュゼット・ド・クール」を、イタリア人労働者の奏でるアコーディオンとパリの下町の酒場などで合奏するようになったのがミュゼットという音楽のルーツなのだそうです。
その後はアコーディオンがメインの音楽「バル・ミュゼット」へとわかれていきましたが、ミュゼットという名は音楽そのものの名前として引き継いでいるそうです。
ちなみにこのミュゼットという音楽の語源となったバグパイプの写真がこれです(特産のゴブラン織りの袋もいかめしく、フランス伝統文化を背負っているぜ!という貫禄を感じませんか)。
9月18日、フランスのルーツ・ミュージックの一つ『バル・ミュゼット』を聴いて、古き良きフランスの香りに酔いしれてみてください!!
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