今日は、大ホール・ホワイエからピアノの音がします。
なかなか迫力のあるピアノです。
一体、どなたが弾いているのでしょうか???
・・・これが、噂の?ピアノ・デュオですね。
写真は、Duo-scherzo(デュオ・スケルツォ)のおふたり。
左から河内長野市民の中尾恵さんと、奈良県桜井市在住の松尾美保さんです。
来る12月1日の午後、ホワイエでケーキセット付のロビーコンサート「ごちそう♪ピアノデュオ」を開催します。
その練習にお邪魔してしまいました。
お邪魔しまーす♪ ピアノデュオはすごく迫力があって、それにとっても楽しそうですね。
おふたりは、子供の頃に同じピアノ教室だったという、お友達Duoでおられるとのこと。
中尾さん「高校2年生の時に発表会での連弾で組んだのが最初でした。そのときに、サン=サーンスの『スケルツォ』を弾いたということもあって、コンビ名を『Duo-scherzo』にしました」
すごいですね。ペアが高校時代から続いているのですか!
中尾さん「コンクールに出始めたのは最近です。2009年からですね」
松尾さん「ピアノデュオは、兄弟、双子、夫婦といった組み合わせが多いのですが、私たちは、赤の他人(笑)。私たちみたいに、お互い結婚して離れて暮らすようになっても続いているというペアは少ないと思います」
二人をつなぐピアノデュオの魅力は何ですか?
中尾さん「やはり、ソロの限界を超えていろいろと表現が出来ることですね」
なんといっても二人合わせれば、手が4本、指は20本ですものね。
松尾さん「二人で息を合わせて弾くことも楽しんでいます」
今回のロビーコンサートは、ピアソラ作曲のものが多いですね。
松尾さん「今年はちょうど、ピアソラ生誕90周年にあたりますし」
今ブームのピアソラの魅力を存分に味わえるコンサートになりそうですね。
余談ですが、ピアソラのタンゴは、同時代の音楽家から「20年先を行っている」と評価されていた、とのこと。
1992年にこの世を去ってからほぼ20年。ピアソラの音楽が人々の心にしっくりなじむ時代がやっと訪れた、ということでしょうか。
話を戻しまして、今回のコンサートについてもお聞かせください。
中尾さん「通常バンドネオンで演奏する箇所に、身近なメロディオンを使っています」
松尾さん「ピアノとメロディオンを使って演奏するデュオは、あまりないのではないでしょうか」
Duo-scherzoさんのラブリーホールでの初コンサート(2010年)で、メロディオンとピアノの協奏を聞かせていただきましたが、メロディオンの迫力のある音が、曲を見事に彩っていました。メロディオンの魅力を、今更ながら気づかせてくれた一時でした。
12月1日のコンサートが、ますます楽しみになってきました。
このコンサートには、ラブリーホール内レストランK’zキッチン協力の下、ケーキセットが付いています。ケーキは中尾さんと松尾さんがおふたりで厳選した、季節感のあるケーキ3種類からお選びいただけます。
今回のコンサートは、演奏会場と同じ場所でケーキセットをお召し上がりいただくという、初の試みに挑戦しています。
Duo-scherzoのお二人と一緒に、スタッフともども、ステキなコンサートになりますよう、頑張ります。