先日行いました、石仏小学校でのアウトリーチ公演の様子をご紹介します。
今回は、山下孝夫先生・椋本進先生・黒田麗子先生による「文楽」の公演です。
テーマは、「語ろう、豆太夫へのチャレンジ」
"豆"は子どもを、"太夫"は、文楽三業(太夫・三味線・人形遣い)のうちの1つで、"語る"を意味しているそうです。
今回は、この"太夫"にスポットを当てて公演をしていただきました。
はじめは、菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)の「寺子屋の段」の語りに挑戦!
生徒2人と小学校の先生3人で、寺子屋を再現しました。
抑揚をつけて語るのが少し難しそうでしたが、普段とは違う語り方を体験したり聞いたりしたことで、生徒たちも、文楽の雰囲気を味わうことができたのではないでしょうか。
次に、山下先生が古くから伝わる様々な旋律(浪曲や謡曲など)で、「校歌」をアレンジして楽しく紹介していただきました。いつもと違う校歌に驚きながらも、次のアレンジではどんな校歌になるのかと生徒たちは興味津々!また、黒田先生に三味線の演奏をしていただき、その素敵な演奏に、皆、うっとりしていました。
そして最後は、生徒たち全員で輪になり、河内音頭風にアレンジされた校歌を歌って踊って、今回のアウトリーチ公演を終えました。
時間内に収まりきらないぐらい盛りだくさんな公演でしたが、 文楽の奥深さを感じることのできる公演になったのではないかなと思います。
2014年のアウトリーチ公演は、様々な場所での開催を予定しています。
アウトリーチ公演の様子はこのページにて、ご報告させていただきますので楽しみに待っていてください!