「かわちながの世界民族音楽祭2011」ワークショップフェスティバル第1弾の伝統音楽ワークショップが5月13日(金)に開講しました。
このワークショップは講師にフィドル奏者の大森ヒデノリさん(公式ホームページはこちら)を迎え、9 月18 日(日)「かわちながの世界民族音楽祭2011」のステージ出演に向けて全10回のレッスンをおこなっていきます。
今回アコースティックな楽器なら何でもOKで、参加者を募集したところヴァイオリン、ギター、マンドリン、アコーディオン、のこぎり(ミュージカル・ソウ)など総勢13名のお申込みがありました。(本日のレッスンは1名欠席で12名の参加です。)それでは早速、練習風景をご覧ください。
色んな楽器の音が重なり合い素敵な音色を奏でています♪
お聞きいただけないのがとても残念です・・・
初回レッスン終了後、大森ヒデノリさんに感想をお聞きしました。
フィドル、マンドリン、ギター、アコーディオン、ミュージカル・ソーなど、バラエティ豊かな楽器で総勢12名のご参加をいただきました。19時〜21時の2時間の間にスウェーデンのポルスカ(polska)という伝統舞曲と、フランス、オーベルニュ地方のブレー(bourrée)の2曲のメロディを一緒に覚えました。
ワークショップの進め方は現地と同様、楽譜を使用せずに僕の演奏を少しずつ真似をしてもらいながらメロディを覚えていきます。伝統音楽特有の微妙な節回しやリズムの揺らぎは、楽譜では表現できないからです。それにこうやって覚えた曲は不思議と忘れないものです。
最初はこの方法に戸惑う方もいらっしゃいましたが、少しずつ慣れてこられて、最後には全員で合奏。全曲通し終えた充実感がワークショップの醍醐味ですね。
残り9回で最終的に十数曲〜二十曲程度のレパートリーを目指しています。音楽祭当日には小ホールでの演奏を予定していますが、いいステージになる手応えを感じました。みなさん本当に素晴らしい!
ワークショップは始まったばかり。第2回以降、途中からのご参加も大歓迎です。いっしょに楽しく演奏しましょう!
最後に、昨年に引き続き、今年の「かわちながの世界民族音楽祭2011」でも大活躍が期待される大森ヒデノリさんに本番に向けての抱負をお伺いしました。
今年の「かわちながの世界民族音楽祭」のテーマはフランスということで、今からとても楽しみにしております。パリの大衆音楽ミュゼットだけでなく、ブルターニュやオーベルニュをはじめ地域色豊かな伝統音楽にもチャレンジしてみたい。またフランスは中世、ルネサンス時代から音楽文化の中心地でした。そのような地域の伝統音楽に、当時から変わらない古楽の様式や楽器が色濃く残っているのも興味深く感じています。
そして何よりも伝統音楽の素朴で牧歌的な旋律や響きはとても美しく、その魅力を自分自身が楽しみ、お客さまやWSの参加者に伝えることができればと考えています。
大森ヒデノリさん、参加者のみなさん、9月まで頑張っていきましょう!本日はお忙しいところ有難うございました。
「かわちながの世界民族音楽祭2011」では、今年も音楽だけでなく世界の様々な文化を体験できるワークショップの開催を多数予定しています。新しい情報は随時ホームページに更新していきますので、この機会に、新しいことはじめてみませんか?ご参加お待ちしております。