みなさま、先日の台風は大丈夫でしたでしょうか?
お怪我などされませんでしたでしょうか?
我が家は、な・なんと台所の天井が落ちました・・・。
ショック。
雨漏りが原因なんですねぇ。怖いですねぇ。
さてさて、そんなことよりも・・・(笑)
われらミュージカルスクールの子どもたちは
台風なんかに負けないくらい、毎日元気いっぱいです!
8月10日、11日とミュージカルの本番を無事に終え、
長い夏休みを子どもたちは、どうすごしたのでしょうね。
では、本番の様子を少しご覧いただきたいと思います。
まずオープニングを飾るのは、このナンバー 「♪月世界旅行」。
きらびやかな衣裳と、かっこいいダンス、そして元気いっぱいの歌声で
幕は上がります。
この物語のあらすじなるものを簡単にお話しいたしますと・・・
(少し長くなりますが・・・、どうぞ最後まで、おつきあいくださいませ)
まず1人目の主人公は、ムーンライト歌劇団に所属している女の子。
彼女は舞台が大好きで、主役を目指し一生懸命に頑張っています。
もう1人は、その明日香の親友、夏子。
探偵小説と冒険が大好きで、好奇心旺盛な活発な女の子。
心から明日香のことを応援しています。
そんなふたりは3年前に出会い、固い友情で結ばれているのです。
左:明日香 右:夏子 (11日キャスト)
ムーンライト歌劇団には、明日香のライバルがいます。
それは、いつも主役をもっていっちゃう子、沓子(とうこ)さんです。
彼女のダンスはピカイチで、明日香は沓子を越えることがなかなかできません。
最初は、いわゆる 「沓子派」 VS 「明日香派」などと、いがみ合ったりもしますが
やはり、舞台にかける思いや情熱は同じで、次第に気持ちがつながっていくのです。
かっこいいダンスを披露する沓子さん(11日キャスト)
事件の発端は、ムーライト歌劇場に幽霊が現れた・・・と大騒ぎになり
夏子は、明日香のために幽霊の謎を解くことを決意!
幼馴染の崇史(たかし)と、妹の冬実、春男お兄ちゃん、
そしてお手伝いのサキさんと共に事件の調査に乗り出します。
写真 左から
冬実、春男、崇史、サキさん、明日香、夏子
こちらは、10日(土) チームAyのキャストです。
そして、11日(日) チームLunaのキャスト。
左から
崇史、冬実、夏子、サキさん、春男。
こうして見てみると、キャストが違うと全然雰囲気が変わりますね。
だって、崇史くんはスマートだし(ゴメンね)、春男さんはキンパツ(笑)。
で、なんと言っても、サキさんがこちらは男の子。
しかもエンビ服を着て、かわいすぎる!! これは執事ですね。
事件の調査を進めるうちに、夏子たちは、な・なんと
月の世界へ迷い込んでしまうのです。
月の世界の住人 「人形たち」
そして、月の世界の管理者 「月の子」という不思議な少年に出会い
「月の女神」(←物語のキーワードとなります)を探し出してほしいと依頼されます。
月の子は、みんなには3人に見えるけど、本当は1人らしい。
不思議。
「月の世界」とは、この世で命を亡くしたものが行く世界。
「月の女神」とは、時を司る石。
これを使うと時間を歪ませることができるのです。
そして月の世界の住人がひとり、この石を使って月の世界を抜け出し、
われわれの世界へやってきているというのです。
そうです、このときに、いわゆる 「幽霊」 となって出現するんですね。
同じく、「月の女神」を探すように命令され、右往左往している
月のうさぎたち。※簡単に言うと、月の子さまの家来のようなもの。
真ん中がおやぴん。両サイドが子うさぎ。
わちゃわちゃしていて、いつも元気!
テーマソングも軽快です!
ところが、月の女神を使った時に生じた、時のゆがみから
闇の生き物がうまれてしまいました。
それが 「黒椿」。
簡単に言うと、悪者です。(ゴメンね、黒椿役の人たち)
この 「黒椿」とは、みんなの心の闇、すなわち誰でも持っている
心の嫌な部分、悪い部分(妬みとか、恨みとか、いけずとか)が
具現化したものなんですね。
そして、月の世界を荒らし、全てを食べつくしてしまった
闇の生き物 「夢喰いたち」。
一見、怖そうな響きですが、実物はとってもかわいいのですよ。
曲も本当にチャーミングで、とても闇の生き物とは思えないくらい!
なんじゃかんじゃと(←便利なショートカット方)ありまして・・・
実は・・・
月の女神を使い、この世に舞い戻ってきたのは、主人公の明日香だったのです。
ガーーーーーーン!!
まぢかっっーーーーーーっ!!
20年前に伝説の女優と言われていた遠野早矢(とおのはや)。
彼女は、上演中、不慮の事故で命を失いました。
遠野早矢には、同じく女優の姉がいました。
が、トップの座はお姉ちゃんのもので、早矢はいつも二番手だったのです。
一度でいいから、主役がやりたい!!!
そんな舞台への熱い想いから、絶対に使ってはいけないと言われている
「月の女神」を使い、自分自身の記憶も消して現世に舞い戻った・・・。
それが、明日香だったのです。
その後、「黒椿」たちとの壮絶?な戦いがありましたが、
みんなの祈りで、黒椿たちを闇の世界へと追い返すことに成功しました。
祈る劇団員たち
しかし・・・
明日香には、月の子さまからの厳しい罰が待っていたのです。
禁じられていた「月の女神」を使ったせいで、黒椿が生まれ
この世界も、そして月の世界をも破滅させるところだったからです。
明日香は、自分の罪を真摯に受け止め、罰を受けることを覚悟しました。
その 「罰」 とは・・・
存在消滅の刑。
なんと、明日香は誰の記憶からも消滅してしまうのです。
みんなとの出会いも、友情も何もかもすべてが白紙になるのです。
もちろん、仲間のみんなは反論しましたが、判決は覆ることはありませんでした。
そこで、ひとつだけお願いをするのです。
明日香を最後に、主役として舞台に立たせてあげたい・・・。
みんなの強い想いに、月の子は願いを叶えることを約束しました。
最後の舞台、それは 「ムーンプリンセス 新竹取物語」。
劇中劇の最後のシーン、明日香は迎えの使者と共に月へと還ってゆきます。
「♪ムーンプリンセス」を歌い上げる明日香 (11日キャスト)
さようなら。そしてありがとう。
私はあなた達のことを決して忘れません。
私はとても、とても幸せでした。
と、いう言葉を残し、明日香は光の中に消えてゆくのでした・・・。
「♪ムーンプリンセス」での明日香たち (10日キャスト)
と、まぁだいたいのあらすじは、こんな感じです。
本当は、もっともっと書きたいのですが・・・
またの機会に。
写真も、もっともっとご覧頂きたいのですが・・・
またの機会に。
(写真展でもやりたいくらいです。ほんとに。)
舞台が大好きで、舞台に情熱をかける明日香たちや劇団員、
仲間を必死に救おうと奮闘する夏子たち。
子どもたちは、そんな物語を自分自身にも重ね合わせ、
等身大の舞台を創っていたように思います。
そして、私たちは、この夏を絶対に忘れることはないでしょう。
この夏の仲間たちのことも絶対に忘れることはないでしょう。
この夏に得た宝物を、子どもたちは永遠に心の財産としてくれることでしょう。
そう強く願っています。。。
そして、これが終わりではないのです。
幕が降りれば、また新しいスタートが始まります!
新しい仲間とともにね。
だから、われわれの挑戦はまだまだ続くのですよ!
みなさま、どうぞ暖かい応援をこれからもどうぞよろしくお願いいたします。
長編にわたり、お付き合いくださいまして、ありがとうございました!